私が実際に2021年1月7日8日受けてきましたので、押さえるべきポイントをおしらせします!
こんな方におすすめ
- 登録実務講習の事前情報が少なくて不安な人
- 登録実務講習、修了試験の対策を知りたい人
登録実務講習とは?
無事に合格できた宅建試験も2年以上の実務経験がないと登録ができません。そこで、2年以上の実務経験がなくても、国土交通大臣の登録を受けた講習機関が実施する「登録実務講習」を受講し修了試験に合格すると、登録が出来るようになるというものです。講習実施機関一覧は国土交通省のホームページでご確認ください。
不動産業者(宅建業者)で2年以上働いている人は基本的にバックオフィス系の事務職でなければ実務経験をクリアできますが、注意点としては宅建業者の従業者名簿に名前が載っていないと実務経験にカウントされないので念のために確認することをおすすめします。
なぜ、そんな事が起きるかというと、業者は従業員5人に1人は宅建士資格者を雇わないといけない決まりですが、宅建士が足りない場合に従業員名簿に記載しない事で人数の帳尻を合わせるためだそうです。そんな事はルール違反なので通常はあり得ないことですが、そういう業者も存在するらしいですが、信じるか信じないかはあなた次第です…。
申し込みの注意点
私は登録実務講習を調べてみると、修了試験の合格率は95%とかなり高い水準でしたので、最初はどこで受けても一緒じゃないかな?と思いましたが、色々調べてみると、実施機関によってテキストの内容が大きく違っていたり、金額も様々だと知りました。個人的にはダイナマイトスクールって名前も内容も面白そうなのでかなり気になりましたが、最終的に宅建のカリスマ有名講師(水野先生)のいるLECで申し込むことにしました。
ところが、合格発表の12月2日に無事合格を確認し、インターネットから最短で行われる水野先生の口座を申し込もうとしても「申し込み」ボタンが見つからず、既に完売の状態に…。どうしても水野先生の授業が受けたかった私は直接LECの窓口に電話をしてみました。すると、受付の方に水野先生の登録実務講習は空いてますか??と聞いたところ、まだ空いていおりました!!当日中の申込なら申し込めると分かり、急いで渋谷の窓口に駆け込んで無事に申し込みが完了となりました。
窓口の人に聞いたところ、インターネットの申込以外に直接窓口に来る人用に僅かに席を用意しているそうです。インターネットで申し込みが出来なかった場合でも電話すればワンチャンあるという事なので電話でご確認することをおすすめします。
教材の内容について
宅建試験を終えた直後は勉強することが習慣になっていたので、教材が届いて事前学習をするのが楽しみでした。
私が申し込んだLECではこのようなテキスト2冊とDVDが届きました!DVDは3時間の内容になっていて、スクーリング(実際に授業を受ける日、通常は2日間になっています。1日で終わらせるハードな日程もあるようです。)までにこのDVDを観て学習することになっています。
DVDは約1時間×3コマの合計3時間となってますが、間に10分の休憩時間も設定されており、実質約150分程度の内容でした。内容は自分が、宅建業者の社員と想定して住居の売買の仲介を行うというもので、非常に興味深いものでした。
DVDを全く観ないで、スクーリングにのぞむ人も多いらしいですが、講習をより良いものにするために私は1度はご覧になる事をおすすめします。そして、テキストと一緒に送られてくるこちらが実は超重要なんです…。
こちらは「登録実務講習の手引き」なんですが、こういった類の物は読まなかったり放置されてしまう方もいるかもしれません。が、ちょっと良く見てください!!小さく「通信課程問題」と書いてあります!!
冊子の後半部分が問題集になっておりまして、この60問の中から20問が修了試験に出ることになっているんです!!宅建を受験した後に全く勉強をしていないと、この講習を受けるまでに3か月以上経っている人も多いのではないでしょうか?特に1発合格で受かった人は、知識を詰め込んだ分、ウロ覚えになっているかもしれません。そんな方は事前にこの問題をざっとで良いので解いておくとスクーリング当日も安心ですよ。ちなみに、この冊子にも事前に問題を解いておいてください。と地味に書いてあります。
そしていよいよスクーリング当日です♬
私は12月2日の合格発表後、すぐに登録実務講習を申し込みまして1月7日と8日のスクーリングでした。LEC水野先生の講習は新宿エルタワー校の1択でしたので、そちらへ行きました。この時はちょうど新型コロナウイルスの緊急事態宣言が出すとか出さないとかの真っ只中でしたので講義が中止にならないか心配でしたが、無事に受けることができました。
私は水野先生を合格点予想動画で有名講師陣が4名くらいでYouTubeに出していた動画で初めて拝見しまして、必ず受けないといけない講義をどうせ受けるなら有名講師の講義はどれほどのものか?(偉そうですいません…。)という思いで受けることにしました。
で、実際にどうだったか?といいますと。めっちゃ面白かったです!!人気があるだけの理由はありますね。何が良かったかというと、登録実務講習を受けた人の体験談などを見るとどこの講習も事務的で淡々と進めている印象でしたが、水野先生は実際に不動産会社を経営されているので実務的な裏話や、笑ってしまうくらいの面白エピソードを交えて講義を進めてくださるので、眠くなる事がありませんでした。
実際の講義の進め方ですが、当日配られるワークブックを使って、重要事項説明書や売買契約書を作成したりします。
で、このワークブックの内容が、修了試験の記述式問題の内容となります。
あとは、テキストで試験に出そうな重要な箇所を蛍光ペンなどを使ってマーキングしていきます。このマーキングしたテキストが後の修了試験で持ち込み可能な資料となりますので、付箋をつけておくと探しやすくなって便利です。
スクーリング当日は蛍光ペンとふせんが必須です!
↑ふせんと蛍光ペンを使うと最後はこのような感じでふせんがたっぷりの状態になります…。
登録実務講習は2年間の実務経験をたったの2日間で習得する講習なので、朝から夕方までみっちりと授業があります。内容が面白くないとかなり修行のような辛い時間になると思います。また、国土交通大臣の登録を受けた機関のみが許される講習だけあって、遅刻厳禁(電車の遅延でも許されません。大雪の日だったら大変ですね…。)だったり、居眠りをしていると警告を受けることもあるそうです。そのため、社会人の方は仕事の都合をつけて予定を入れる必要があるので、予定が入りそうな日程や営業の方は忙しい月末などは避けた方が良いかもしれません。また2日目は1日目の疲れも残っていたりするので睡眠時間はしっかりと確保しましょう。
スクーリングの日程は余裕を持って組みましょう!
修了試験について
スクーリングの2日目は最後に修了試験(試験時間60分)を行います。この修了試験の内容は講習を行う機関によって若干異なるようです。
私が受講したLECでは〇×問題20問。記述式20問。それぞれの80%(16問)以上、正解で合格となります。また、授業でしようするテキスト、資料集、ワークブックは試験中に持ち込みOKです。※通信課程問題はNGでした。
正直、記述式は授業の内容(特にワークブックで記入する内容)をしっかりと聞いていれば簡単だと思います。〇×問題も一度、通信課程問題を確認しておけば簡単に解けました。逆に事前に通信課程問題を全く見ていないと「あれ?これはどうだったっけ?」となる問題も多い感じがしました。テキストが持ち込みOKだからといって、全ての問題を確認するほど時間に余裕はなさそうです。
また、事前に問題を解いておけば、試験開始から20分後に退出が認められてますので、早めに帰ることができます。私は通信課程問題を完璧にしていたおかげで、試験開始20分で一番乗りで帰ることができました。そのまま帰りたかったですが、会社で仕事をしました…。自分の感触では合格だと思いますが、結果は1週間後に発送となりますので、問題がなければブログの続きで登録についてを書きたいと思います。
そして、修了試験の結果は・・・
講習から約10日後、無事に修了証が届きました!点数は分かりませんが、合格です!!
登録実務講習を振り返ってみて、合格は難しくはないと思いますが、自信の経験として有意義なものとするために、事前学習はきちんとやっておいた方が良いと思いました。
事前学習をやっておくと当日に気持ちの余裕が出来るので、講習内容がしっかりと身に付きます。