合格証書が届いたら、2年以上の実務経験のある方は必要書類を揃えたら登録手続きを行いましょう。
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必要書類はこちらを確認祝合格!宅建合格後の手続きについて
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実務経験がない方は、まずは登録実務講習を受けましょう!
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参考LEC登録実務講習を受けてきました☆2020年宅建試験合格後の手続き☆
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こんな方におすすめ
- 神奈川県で宅建士登録をする人
- 2021年以降に宅建士登録をする人
必要書類がそろったら、(宅地建物取引士)登録手続きを行いましょう!
私は、本籍地(東京都)と居住地(神奈川県)が違うのでそれぞれの役所へ行く必要がありましたので、それは事前に行って書類を用意しました。
【注意】宅建士には専任と専任ではない宅建士がある!?
受験のために勉強した知識では5人に1人設置が必要な「専任の宅建士」を中心とした知識だと思います。
それでは、専任ではない宅建士の場合、手続きに何か違いがあるのでしょうか?
まず、専任の宅建士の場合は業者側でも変更の手続きが必要になります。ここは、受験の知識で皆さん知っていると思いますので問題ないかと思います。専任ではない宅建士の場合は宅建業者の手続きは不要になります。ただし、従業者証明書の作成と従業者名簿の記載は義務付けられています。
また、専任の宅建士でなくても新たに「政令で定める使用人」(店長さんなどの責任者)になる場合は変更の手続きは必要です。ちなみにこれも試験範囲です。
私のように小規模の会社の場合は、「自分で会社の手続きもやっといてよ!」って言われることもあるかと思いますので、該当する人はどんな手続きが必要かを個人側と会社側で整理して確認しておきましょう。
神奈川県で宅建の登録をする場合は法務局と同時に行くのがおすすめです。
宅建の登録には、法務局で「登記されていないことの証明書」を取得する必要があります。これは一般的な登記簿と違って出張所や証明書センターではもらえないんです。東京だと九段下の東京法務局で神奈川県だと横浜市中区にある横浜地方法務局で取得できます。
じつは、この横浜にある法務局は神奈川の宅建協会の近くにあるので、法務局で証明書を取得(所要時間約10分)してから宅建協会へ行って書類を提出するのがおすすめです。
↓横浜地方法務局はコチラです
横浜地方法務局はみなとみらい線の「馬車道」駅からすぐの場所ですが、私は電車代が安いブルーラインの「関内」駅から行きました。
「関内」駅からは9番出口からが最短です。
案内板の上から2つ目に書いてある「横浜第二合同庁舎」の中に法務局はあります。
9番出口を階段を上って出ると、真正面の奥にアパホテルが見えますが、その手前あたりに法務局があります。
写真は9番出口出たところです。このまま、まっすぐ歩きます。
しばらく歩いて大通りに出ると、はす向かいに法務局が見えてきます。
横浜っぽいレンガ造りの建物が法務局です。
目的の「登記されていないことの証明書」は7階にある戸籍課で取得できます。合格通知と一緒に送られてくる申請書にあらかじめ書いておくと早く済ませられます。この申請書は印鑑が必要なのでご注意ください。 ※あおい様が教えてくださった情報によりますと、2022年12月には印鑑が不要になったそうです。
窓口に申請書を出した後に戸籍課を出ると収入印紙の買える場所の案内があります。(親切ですね。)
矢印に従って進むとすぐにエレベーターと階段があるので降りると収入印紙を買うことが出来ます。
印紙は300円のものを買います。
この時は空いていたので、戻ったらもう書類(登記されていないことの証明書)が出来ていました。
書類を受け取ったら後は、宅建協会に行けばゴールです。
↓神奈川県宅地建物取引業協会本部はコチラです。
そして、おすすめのルートがコチラです。
さきほどの大通り側の反対側のこちらの出口から出ると近道です。
この出口から左側に向かいます。(写真の東横インの方向です。)
道路まで出ると、すぐに横断歩道があるのでここを渡ると目的の宅建協会の方向になります。
この横断歩道を渡ってすぐにもう一つ横断歩道を渡れば後はまっすぐ進むだけです。
地図を参考に最後に右に曲がると宅建協会にすぐ着きます。
窓口はこの建物の2階です。窓口の前にスピード写真(700円)もあるので便利です。
細かい話ですが、スピード写真には領収書も付いてくるので、会社で経費精算する人は心配いりません。
事前に確認した資料には窓口に持ってくるものとして「印鑑」が書いてあったと思いましたが、なんと今年(2021年)から印鑑を押印する必要がなくなったそうです!私は窓口で初めて聞いたのでビックリしました。ホームページ等で登録申請の書き方を調べてみると、まだ印鑑が必要と書いてある事が多いのでご注意ください。まぁ押していても不備にはならないと思いますが、その場合は各自でご確認ください。
登録時に支払う37,000円の手数料は窓口に現金を支払えば大丈夫です。金額分の収入証紙を貼ってもらえます。この収入証紙は収入印紙のようなものですが、都道府県別のもので運転免許証の更新などでも使うそうです。私は登録の手続きで初めて知りました。
私は1月に登録の手続きを済ませましたが、繁忙期だったので登録の通知をもらうまで60日くらいかかると言われました。この登録通知がとどいたら宅地建物取引士証の交付申請をしてようやく手続きが全て完了となります。
2021年から宅建協会に提出する書類は全て印鑑が必要なくなりました。なお、法務局に出す申請書は印鑑が必要です。
【登録申請が終わった後】法定講習を受けなくて良い期限に注意!
登録申請が終わったら、「登録通知書(ハガキ)」が届くと無事に登録完了となります。会社によっては登録をもって資格手当の受給資格となる会社も多いようです。
その後は「宅地建物取引士証の交付申請」を行うと取引士証がもらえるという流れになりますが、ここで交付申請には宅建合格から1年を過ぎて行う場合には、法定講習の受講が必要になる点に注意してください!
法定講習を受けると交付手数料4,500円の他に、なんと受講料12,000円が必要となります。もちろん受講する時間も余計に必要になりますので、転職に有利になるために取得された方や今は不動産会社で働く予定がないという人は登録までしないという人も多いかもしれませんが、後々に登録する予定がある場合は、登録を後回しにするとこの費用と受講する時間が無駄になってしまうという事を知っておいて損はないかと思います。
就職先が決まっていない場合は、決まった後に「変更登録申請」と宅建士証の「書換交付申請」が必要ですが、手数料はかからないのであらかじめ1年以内に手続きをした方が節約はできると思います。
試験勉強でも宅建士証に書いてある項目、と宅建士として登録されている項目と宅建業者が申請している内容がごっちゃになった記憶がありますが、試験勉強をしていたおかげで内容が理解できていると思いました。
ちなみに、私と同じ2020年10月試験に合格した人はその期限は2021年12月2日です。
合格発表から1年以内に交付申請をすると法定講習(12,000円)を受ける必要がありません!