筆者自身も宅建の勉強を始めるまで、どんな資格か具体的に分かっていませんでした…。
こんな方におすすめ
- 宅建を受けようか迷っている人
- 宅建を受けることになったけど、何から始めてよいか分からない人
宅建とはどんな資格?
いわゆる国家資格の一つで、不動産業のうち宅地建物取引業(宅建業)を行う際に従業員5人に1人以上の割合で設置しなければならないと法律で義務付けられている設置義務資格でもあります。
国家資格の中では、自動車運転免許(約260万人)、危険物取扱者(約22万人)の次に多い人数の17万~20万人が受験していて、合格率が20%以下の国家資格としては、1番受験者が多い資格です。
意外と知られていない事としては、宅建士試験は法律の試験だという事です。法律の資格といえば「弁護士」や「司法書士」、「行政書士」は有名だと思います。いきなり弁護士資格を目指すのはハードルが高いと思っている人には宅建は腕試しにも良いかもしれません。
不動産業界では業務をするのに必要な資格ですので、この資格を保有していると就職に有利です。また、ほとんどの宅建業者では資格手当(月5千円~5万円)がでる会社が多いので、収入アップのメリットもありますね。
一つ注意が必要な事としては、宅建のような法律の試験の場合、法令が変わると問題も変わるという事です。つまり、毎年何かしらの法律の変更する可能性があるので(実際に細かい点は毎年変わるそうです。)受験する年度用のテキストを用意する方が良いという事です。とくに2020年の試験から民法が大きく変わり(民法大改正)試験問題と過去問題も変わりましたので、これから受験する人は(特に中古のテキストや問題集を買う場合は)注意が必要です!
私は今まで受験した経験のある英語の検定や簿記の検定は、古いテキストで勉強してもそれほど問題がなかったのでこの点は知りませんでした。実際に、知人が過去に宅建試験を受験しているときに試験が終わった直後に受かっているか分からない状態でテキストを捨てていたので驚いたことがありました。その知人は結果、不合格で次の受験用に新しいテキストを全て買いなおしていました。
宅建試験の難易度
合格率は15%~17%で推移しており、10人中1人ないし2人しか受からない難しい試験であると認知されています。
ポイントとしては宅建士試験の合格点は毎年違うという点です。そのため、試験後に自己採点をして自分の点数が分かったとしても合格しているのか、不合格なのかが分からないという状態が合格発表までの1カ月以上もの間続くことになります。筆者も実際にその期間を経て、結果としては合格点と同じ点でギリギリ合格でしたが、試験を受けてから合格発表までの期間はずっと気になって気になって非常につらい時間でした。
大手予備校や有名講師さん達が合格点を予想しているのですが、それを一覧としてまとめたサイトもあるので試験後はご覧になってはいかがでしょうか。私もほぼ毎日チェックしていました。
受験手続について
宅建試験(宅地建物取引士資格試験)は一般社団法人 不動産適正取引推進機構 という組織が運営しており、そちらで申込します。
毎年、6月上旬にホームページに概要が掲載され、7月1日から申し込みができます。試験日は毎年10月の第3日曜日の予定です。私が受験した令和2年(2020年)は10月18日でした。
※通常年に1回の試験ですが、2020年だけコロナウイルス感染症対策の関係で12月の試験もありました。
なお、受験場所は先着で決まるので、なるべく家の近所の受験場所を早めに指定しておくことをおすすめします。受験場所はこちらのホームページで紹介されてます。
私は幸い家の近所の某大学が試験会場でしたので、インターネットから早めに申し込みました。試験会場は家に近いに越したことはないです。
合格発表
合格発表は試験から1カ月以上後になります。
2020年は12月2日でした。(12月試験を受けた方は2021年2月17日)
私は6月から勉強を始めたのでダメ元で受けたのですが、なんと合格点38点ギリギリで合格できました。国家資格というだけあって、職場でもプライベートでもみんなから「すごいね!」って言われたのが嬉しかったです。受験した事がない人でもそこそこ難しい国家資格という認識がある人も多いので多少は勉強が出来るヤツくらいには思ってもらえるようです。
合格後、実務経験がない人は登録実務講習の内容を参考記事にまとめてますのでご覧くださいませ。
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参考LEC登録実務講習を受けてきました☆2020年宅建試験合格後の手続き☆
質問したい人登録実務講習ってどんな事をやるの?難しいの?? 私が実際に2021年1月7日8日受けてきましたので、押さえるべきポイントをおしらせします! こんな方におすすめ 登録実務講習の事前情報が少な ...
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